注意事項

 最近、電話での査定をご希望のお客様が増えています。
 大変結構な事だとは思うのですが…
 査定が困難な電話が多いのが実情です。

実例①

お客様「ダイヤの買取をお願いしたい。金額を教えて下さい。」
お店側「鑑定書か何かのダイヤのグレードを教えて下さい。」
お客様「失くしたのでわかりません。」
お店側「う~ん。電話での問い合わせはむずかしいですよ。(できない)」
お客様「なんでもいいので教えて下さい。」
お店側「5,000円~100万円の間ぐらいじゃないですか?という答えになってしまいますよ?」
お客様「へ?」
がちゃ。つーつーつー
※ダイヤにはピンキリがあります。大きさも関係してします。同じクラスでも、インクルージョン(ダイヤ内包の細かい傷のようなもの)がどこにあるかでお値段に影響があります。最低限「大きさ」「カラー」「キズ」「カット」がわからないとお値段は出しづらくなります。今回のような場合は、本当に値段はわかりませんので正直に5,000円~100万円と返事をしましたが、呆れられたのか怒ってしまわれたのか、電話は切られてしまいました。

このような査定にはどんなに優れたの鑑定士でも答えられません

事例②

お客様「中古バッグを買取ってほしい(20年前購入…)」
お店側「メーカーはどこの物でしょうか?」
お客様「いろいろあるからわからない。てっとり早く電話でだいたい教えてほしい。」
お店側「わからないものに値段はつけられませんよ。」
お客様「そこを何とか頼む」
お店側「0円以上…」
がちゃ、つーつーつー

「状態のわからない、メーカー不明のバッグ」この情報だけでは、値段はつけられません。

特殊事例

お客様「着物を引き取ってほしい」
お店側「買取じゃなくて、引き取りですか?」
お客様「じゃまだから、持って行ってほしい。」
お店側「すいません。出張は、やっていません。」
お客様「持って行ってもいいけど、持って帰るのは嫌だ。」
お店側「状態はどんなですか?何年ぐらい前のですか?」
お客様「状態は、見てないからわからない」
   「40年以上前の物らしい。全部持って行って…トラック一杯」
お店側「お断りします。」
※もしかしたら、いいかもしれないと思いましたが、解体かたづけの品物の可能性が否定できないことと、持ち帰りを強く否定されたためにお断りいたしました。商品の状態が良ければ、引き受けるつもりでしたが、全く不明では、話になりません。よっぽど悲惨な状態で無ければ、引き受けますが物には限度があります。

どうすればよいのか?

①ダイヤなどの宝石付の宝飾品
…石のクラスがわからないものは持って店頭にお越しください。
②メーカーの不明なバッグ
…お客様がわからなくても店側でわかるバッグも御座いますし、無名バッグもなんとかできる場合があります…ので店頭にお越しください。
③状態不明の和服・毛皮
…面倒くさくても、いちど品物に目を通してください。ダメなものとなんとかなりそうなものは分別してください。(ゴミは基本的に有料)
A~BC級:買取
C~D級 :引き取り
それ以下 :多い場合はマイナス査定

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