「押し買い」被害多発警報!

2018年3月1日日経新聞(夕刊)11面に大きな記事で掲載
「押し買い」被害多発 60代以上の相談相次ぐ…
貴金属など強引に安値で買い取り…
国民生活センターによると2016年度の相談件数は約8,700件で4年間で20%以上増えており、契約当事者の60代以上が2/3を占めるなど高齢世帯が狙われるケースが多く関係機関が警戒を強めている。


法律が新しくなる前は、飛び込み営業で買取業者が突然家にやってくるパターンで①売らなければ帰らない「居座り型」②「ちょっとすいませんよ」と上り込んでの家探し型…など問題が多く、「売る」「売らない」で持ち主と業者が争いになり暴力事件や殺傷事件まで発生してしまいました。
現在では、新しい押し買い防止の為の法律が出来たのですが……
被害は一向に減らないばかりか増加の一途をたどるばかりです。


新聞で紹介されている手口は、

「不用品買取ます。何かありませんか?」と電話がかかってくる。
おばあさんは、古いコートを売ろうと思い。業者を家に招いた。
リサイクル業者は古いコートを2,000円で買取。
(普通なら取引終了…ということで、「さよなら」するのですが…)
その後も帰ろうとせずに「宝石もみせて」とおばあさんへ要求。
30年前に30万円で買った指輪をリサイクル業者みせたところ…
「露店に売っているような安物4,000円で買い取るよ。」
おばあさんは、それを信じて言い値で買い取ってもらってしまった。
後日、おばあさんも指輪が惜しくなり返還要求をしたところ、
業者から「クーリングオフは使えない」という連絡が来た。
…どうしたらよいでしょう…という感じですが、


コメント
家に招いてしまっているあたりでもう負けが込んでいるとしか思えません。『硫黄島失陥』と言ったところでしょうか。
売るつもりでもない宝石を見せたらもうだめです。『本土決戦』並みの絶望感です。絶対見せてはいけません。強引な例だとお金を叩き付けて、走って逃亡する例もあるそうです。

基本的に『不用品買取や衣類買取のアポイント電話』には、応じないのが安全。
応じてしまうと、法律的に不利になってしまいます。


結論

電話でいきなり掛かってくる様々な勧誘電話で「不用品ありませんか?買取ります!」や「何でも買います。ゴミでもいい。」とか「シャツやくつでも…」など言ってくるのは、ほとんどダメ。
招いてしまっても、玄関より奥に上がられないようにガードしてください。
突破されたら、警察を呼ぶ準備。
居座り始めたり、「宝石を見せろ」とか言い始めたら、「帰るように指示。」

指示に従わない場合は、「110番」をしてください。

※当ブログのバックナンバーにも例があるよ※
「やばい!」「困った!」「こわい!」と思ったらとにかく警察へ電話しましょう。

悪党の絵